第32回実績報告書

2025年2月8日から2月9日まで、第32回ワン・ワールド・フェスティバル(OWF)を開催しました。

今回はインバウンドのお客様で賑わう「梅田スカイビル」で、「共に生きる世界を~今こそ想うみんなのいのち~」をテーマにして開催いたしました。あいにく、初日は大寒波襲来の下での開催となりましたが、皆様のご協力のおかげをもちまして、無事、多くの方々にお集まりいただき、盛況のうちに終えることができました。

メイン会場の3階ステラホールには、計85の国際協力関連ブースが集結し、SDGsの達成に向けた自らの活動の紹介及びその成果について発表していただきました。また、今回から出展団体のPRコーナーを設け、ブースでの発表とは別に、活動の成果等を来場者に発表していただくようにしました。

3階ステラホール・ホワイエの屋内ステージでは、民族舞踊及び民族音楽の他に、在住外国人のための自然災害や防災について分かり易く解説したセミナーも開催し、来場者と一緒に考える機会を設けました。さらに同じフロアにて、外務省フォトコンテスト「みんなが輝く世界 for the first step!」の応募作品の展示し、民族衣装の着付け体験やワークショップのコーナーの他、相談コーナーとして「外務省NGO相談員ブース」「在留外国人向け防災啓発コーナー」を設けました。また、販売コーナーでは、出展団体の活動を広く知っていただくために、それら団体が扱う商品の販売をさせていただきました。

セミナー会場は、今回から梅田スカイビル・タワーウエスト22階会議室に変更し、2会場で計20のプログラムを実施することができました。参加団体から、いのち、人権、難民等の問題を提起していただき、市民と一緒に考え討論することができました。

屋外会場となるワンダースクエアでは、UNHCRの難民テントの展示、「みんなのキッチン」として17台のキッチンカーにより世界各国のグルメを提供することができました。また、「みんなのスポーツ」として、メキシコ発祥のルチャリブレを起源とする大阪プロレスの興行も行われ、寒さに負けず多くの観客から熱い声援が送られました。そのリングの上では、合間に日本舞踊なども披露されました。フィンランド発祥の「モルック」、年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず全ての人が一緒に競い合える「ボッチャ」は、今回も多くの方々に楽しんでいただきました。

そしてオンラインにて、SDGsの理念や国際交流・国際協力への理解を深める「第5回動画コンテスト」およびご協賛頂いた企業のスポンサーチャンネルも実施致しました。

開催に当たりましては、参加して頂いたNGO・NPOのほか、外務省、総務省、文部科学省、経済産業省、環境省、大阪府、大阪市、堺市はじめとする省庁及び自治体並びに教育委員会、各種団体、学校、企業、そして事前準備や当日のボランティアとして多くの皆様にご協力を頂きました。改めて心より感謝申し上げます。

報告書PDF[8.18MB]は下記リンク先よりご覧頂けます。

第32回OWF報告書(PDF)
第32回協賛企業